付喪神(つくもがみ)

 

こんばんは。kuminkaでございます。

 

昼間はまだうんざりする様な暑さですけど、ほんの少し、朝晩に秋の気配がやって来た様に思います。

 

夏といえばオバケや妖怪の出番ですが、

コロナの時代に有名になった妖怪と言えば、アマビエでしたね。

 

 

 

今日は、付喪神(つくもがみ)のお話です。九十九神(百年に一年足らないという意味)とも書くそうです。

 

付喪神とは室町時代に作られた物語「付喪神絵巻」に登場した妖怪で、お話は割愛させて頂きますが、長い間使われていた道具には魂が宿り、精霊を得て変化するという言い伝えがある様です。

 

日本では古来より、言葉には魂が宿っている(言霊)という考え方があって、言葉を大事にして来ましたし、ものに対しても大切にしないと「もったいないオバケが出る」なんて叱られたり、自然界全てのものには神様が宿っている八百万の神が存在するなんて事は、無宗教であっても、日本人ならな~んとなく心身ともに染みついている考え方に思えます。

 

何故、今日は付喪神のお話かと言いましたら、最近我が家で面白い事がありました。

我が家では、家電は壊れないと新しいものを買わない、事にしています。新しい家電にあまり興味がないのも理由かもしれません。

恥ずかしながら、主要な家電はほとんど20年以上使用していると思います。日本の家電ブランドは長持ちするので・・・買い換えた方が電気代も安いし、便利だし、というのは分っていますが、使えるのに捨てるのは勿体ないと思ってしまって・・・

しかし最近とうとう、もうボロボロの洗濯機が調子悪くなってきました。誤作動が出始めて、困っていました。家のリフォームと同時に買い替えしたいと思っていたので、だましだまし使っていましたが、もう限界か、と

仕方なく、相方にも話しながら洗濯機をネットで調べはじめました。マンションなのでサイズに制限もあるし、メジャーで洗濯機回りを隈なく測り、あれやこれや思案。

本心では「もう少し頑張ってくれないかなあ・・・」と思いながら。

 

そして次の日。いつもの様に洗濯機を使用。

なんと、ピタッと誤作動をしなくなりました。

次の日も、その次の日も・・・不思議な事にメジャーで洗濯機回りを測った次の日から。

その時思いました。「ああ、聞こえたな~ 付喪神宿ってるな~」

捨てられると思ったんでしょう、今は正常に動いてくれています。

馬鹿馬鹿しいお話の様ですが、そんな事もあるのかなあ、なんて考えたりして生活するのも楽しいんじゃないかと思っています。

 

植物に話しかけると良く育つといいますが、私、家電にもよく話しかけています・・・(笑)

 

エコエコと言いながら、使い捨ての時代ですが、今の時代こそ付喪神に怒られないように

【もの】は大事に扱いたいですね。

 

 

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